2014年12月15日月曜日

The Blow



今年のリリースではないのですが、THE BLOWがめちゃめちゃ良くて毎日新譜に織り交ぜてフルリピートしてます。オリンピアを拠点に、元々は“Get the hell out of the way of the volcano”というプロジェクトをしていたKhaela Maricichと、その彼女で多分野でも広く活動するアーティスト、Melissa Dyneの2人からなるエレクトロ・ポップ・バンド。シンセサイザーを駆使したこの手のバンドでは、個人的にARCHITECTURE IN HELSINKIYACHTにひけをとらない位大好きです。

あと音自体はもちろん、個人的な体験からソーシャリティに対する疑問符まで、クィアな視点と若干シニカルながらにも、ナラティブに取りまとめられた歌詞もとても良いです。
“Riot Girl”、という呼称や定義は、昔から沢山の議論があり、むしろ時代とともに変化してきているものなのだな、とまざまざと感じさせられている昨今ですが、音楽、パフォーミングともに彼女達はRiot Girlと呼ぶにふさわしい存在なような気がします。

KhaelaとMelissa。Melissaはダイキーな魅力がたっぷりですね。

コラボレートしているアーティストも数多く、K recordsのレーベルメイトでもあるMirah、VAMPIRE WEEKENDのRostam Batmanglijなんかも、彼女達の曲をミックスしたりしていますし、上記にあげましたYACHTのJona bechtoltは、元々Khaelaのソロに参加していた経歴もあり、昨年の新譜『The Blow』でも協力者として名を連ねています。


文筆家としても活動するKhaelaのブログや記事もとても興味深く、最新の更新では
「物作りをするときに重要な事は、たとえそれが正しくあっても、恐ろしい事でもあるという事を意識する事です。」という文頭で始まります。内容は翻訳して紹介するかしないか迷いましたが、エッジでもなんでもない自分は、彼女の言葉の真意にどれほどまで近づけれるか、全く自信がないのでやめておきます。しかし、でも音楽と共に読んでほしいなぁ、とおすすめはしたいです。


モールス信号っぽいチープな電子音とナーディックな雰囲気で、肩透かしくらう位ゆるい筈なのに、聴いているとこんなにも切なくてやるせなくて、でもそれは同時に誰かにとっての優しさにもなりうると思うから、THE BLOWの音楽は魅力的だし支持されてるんだろうと思います。

今年はライブに行かない、というなんとなくな自分ルールですが、もし彼女達が来日してくれてたら、破棄していたと思います。いつか観たいなぁ。

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