2014年12月30日火曜日

My best music of 2014


今年はライブにも行かず、特別にアンテナを広げていた訳ではありませんでしたが、例年以上に「とにかく何をするにも音楽聴きたい」と思っていて、個人的には豊作な年でもあったと思います。
年の始めにいろいろ経験した所為か、自分の知らない外の世界よりも、自分の周りの人達や生活仕様に、自然と意識が向いていたから音楽ともよりいっそう密に付き合っていたのかもしれません。
整えるように日々を送っていた事もありますが、それが、従来の自分を取り戻したようで妙に居心地のよい年でもありました。

そんな中で毎年毎年10に絞るのは、とても楽しくても難しい作業でありますが、物理的な再生時間でTop10をご紹介していきます。



10)FKA twigs 『LP1』若干ドープさは抜けましたが、骨が軋んでいくようなバキバキとしたビートと心もとない不穏さは健在で、聴いてると心がざわざわと忙しなくもなるのですが、その一方で、彼女の周波数のような歌声には耳が引っ張らるような中毒性があります。ロンドンのダンス集団、WET WIPEZとのコラボ映像も楽曲にマッチしていて、鑑賞に近い感覚も持てます。9)ARCHITECTURE IN HELSINKI 『Now + 4Eva』きっと日本でも人気のあるメルボルン出身の超ポップバンドです。けっこうな大所帯から5人編成に変わりましたが、広義に通用するようなキラキラのダンスチューンは、一点の翳りもなく勢いがあります。キッチュな部分があるところも好感大で、ダウナーになりがちな気分を払拭したい時によく聴いていました。8)BLACK LIPS 『Underneath The Rainbow』反して、粗めのバンドサウンドが聴きたい時はいつもBLACK LIPSを選んでました。サザンロック回帰に対する郷愁のようなものは感じますが、13TH FLOOR ELEVATORSのようなスリリングさやジャグ感は少し薄れて、タイトで大人なサウンドになってきたと思います。キャッチーでダンサブルな「Smilling」、短くスパッと終わるドランクな「Do The Vibrate」が特に好きです。

ところで、個人的にやりとりのないColeですが、最近SNSではよく絡んできてくれます。

タイムラグもあり、質問の受け答えとしては正しくはないのですが、その後Bradfordが無事に退院したようでひとまず、ホッとしました。

7)ANTONY AND THE JOHNSONS『Turning』透徹として静かに佇むAntonyの歌声が、より近くロウに感じられるライブアルバムです。愛情や慈しみを分け与えてくれるような音楽なので、気分が落ち込んだ時にもかけていました。生涯ライブで絶対に一度は観たいアーティストの1人です。6)WARPAINT 『Warpaint』アルバム全体を通して悩ましくDullな空気と反復のミドルテンポ、抑揚もないのにどこかカウンターめいたものを感じるところがとても好みです。「Disco/Very」のMVでは、彼女達が着る服のコーデも含めて楽しんでました。5)LOTUS PLAZA 「Overnight Motorcycle Music」geographic-north.com)彼らのホームでもあるAtlantaを拠点とするレーベルGeographic Northから、リミテッド100、2曲入りのカセットテープでリリースされた音源です。相変わらずの万有引力さと少しづつ均衡が傾いていくような捻れ、1曲目の「Indian Paintbrush」においては、全編シンセのみで構成されているのに時空が広がるようなスペーシーさが圧巻です。自宅の8Trackで録音したと思われるローファイな質感も、カセットでリリースした意味合いを色濃く感じますし、自分にとっても初心と共に新たな気持ちまでも齎してくれるような音楽です。ブライアン・イーノの影響もたびたび公言しているし、Atlantaではかなり前からアンビエント中心のライブも披露しているので、まだまだ水面下に潜む楽曲達がありそうです。
4)THE RAVEONETTES 『Pe'ahi』ヴェルヴェッツのように退廃的で甘美なのに、陶酔や恍惚とは無縁のようなSUICIDEばりの極悪な轟音が本当にたまらなくカッコイイです!アルバムが出る度に悶絶してます。3)PUSSN BOOTS 『No Fools, No Fun』クラッシックなカヴァーアルバムと言えばSHE&HIMももちろん良かったんですが、個人的にはグッとブルージーな渋みがよく出てるこちらのアルバムをよりリピートしていました。ちょっと仕事でくたびれた時や大きく深呼吸をしたい時、深夜のアイロン掛けの時間なんかでもお世話になったアルバムです。名曲揃いとはいえ、真夜中の女子会のようなラフなムードでここまでの風格と深みを感じられるのはすごいです。女性としても憧れるけどNorah JonesのSSWとしての大きな幅には感嘆します。2)YUKI 『Fly』基本的に男性ボーカルを好む傾向があるのですが、今年は女性の声を欲していた年だったのかなと、このアルバムを筆頭に顕著に感じています。曲の合間にちょいちょい入ってる独白は、私はいらないなぁ、と思うのですが空洞でもダンスするようなサバイヴなエレポップさは、適度な距離感が保てて好ましかったです。1)CIBO MATTO 『Hotel Valentine』実に15年ぶりのCIBO MATTOの新作ですが、もう冒頭から、まんまとしてやられた感!がある程にいつでもどこでもフルリピートしていました。真新しさという点では、もしかすると今の早熟なリスナーには響きにくいのかもしれないですが、15年という月日を経たからこそ「まぁ、いっか。」と思えるような緩さとチャンキーさが、今の自分のフィーリングにまさしくピッタリと嵌ったのだと思います。サクソフォンやアフロビートが散りばめられているサウンドも楽しく "Hotel valentine"という架空のホテルのコンセプトも遊び心と憂いが同居してて面白いです。
私は1曲目「Check In」の “ I guess I got to keep falling ”が、言語の違いを超えて、ストンと自分に収まってきたので、結局そうありたいのかな?、とか考えてみると納得と共におかしさもこみ上げてきたりするのでした。
ご本人達による対訳と説明もライナーに掲載されていますが、羽鳥さんのボーカルは耳馴染みがとても良いので、まずは読まずに聴いてみて、それぞれに色んな解釈をしてみる事をおすすめします。

以上の他にBECKやOWEN PALLETT、ENO・HYDEやKAREN・Oなどもよく聴きました。
本年も皆様と沢山の音楽のおかげで素敵な年でした。
明くる年もどうぞよろしくお願いします。

歳晩ですが皆様、よき時間をお過ごしください。


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