2014年10月9日木曜日

FRANCES HA


「私も後から観るんで、ネタばれしないように感想だけ下さい。」という、女友達のやや無茶ぶりちっくな要求から20分後、だいぶ様変わりしたアメ村のど真ん中にあるシネマート心斎橋に『フランシス・ハ』を観に行ってきました。スティングの長女で親友ソフィー役のミッキー・サムナー等、出演している俳優陣や演出も言わずもがな素晴らしかったのですが、とにもかくにも主人公のフランシスが人間としても女性としても魅力的!な作品でした。この映画を好きになるという事は、彼女自身を好きになるという事と、ほぼ同義なんじゃないのかな?とかまで個人的に思ってしまったりする位です。ウディ・アレン『マンハッタン』へのオマージュが盛り込まれた、全編がモノクロの映画ですが、何をするにもフライング気味でエキセントリックなフランシスのキャラクターが活き活きとして、デヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」の音楽と共にフランシスがニューヨークの街をひた走るシーンには、ハッと目が覚めるような鮮やかさまで感じさせられます。それを観ていた自分の体温も上がったせいか、スクリーン全体も躍動しているようでした。フランシスが駆け抜けたような疾走感で、あっという間に本編も終盤になり、つまずいてもまっすぐに自分を生きるフランシスの笑顔には、自分自身にも元気を分けてもらえたような気分になりました。

監督は『イカとクジラ』(この作品も大好き!)のノア・バームバック監督で、脚本にはフランシス役を演じた主演のグレタ・ガーウィグも参加しています。私生活でもパートナーらしいのですが、また2人での共同作業にも期待を込めながら、『フランシス・ハ』は本当にストレートに面白い映画なので、観に行かれてない方は是非映画館へ足を運んでみてください。

UNDATEABLE!!!

この作品の字幕翻訳は西山敦子さん。かなり前ですがZINEのイベントでご一緒した時に頂いたフラッグ、今でも大切に部屋に貼ってます。私は西山さんの文章も沢山読んでいて、すごく好きな書き手さんのお1人でもあるので、二重の意味で観ていて嬉しい映画でした。お勧めです!


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