2013年7月6日土曜日

ATP curated by DEERHUNTER ①




 「ATPのキュレーターをDEERHUNTERが務める」と昨年聞いた時は、自分の生活環境的に、時期や滞在日数を考えると正直最初は「行けないかな。」と率直に思った。だが、しかし、やっぱりアルバム三枚完全再現liveは観たいでしょっ!日本意外のフィールドで考えても今後はもうなさそう。どうする?どうする?って、しばしテンパった後、自分の中で結論づけた事は「やるだけやってみよう!」という事だけだった。幸いまだ時間はあるし、今から計画を立てたり、周囲にも根気強く説得すれば、可能性はゼロじゃない。そう思い立ったが吉日、というやつで、イギリス五日間の旅の構想が始まった。職業柄「仕事10日間も休むなんてバカじゃない!」って感じでまさに夢物語からスタートしたわけなんだけど、なんとかそこは古今奮闘もして、現実的に遂行する事ができた。やった!
  これを実現できたのは周囲の人達の協力のおかげだ。もう、ほんとに、それなしでは叶わなかったと思う。「理解してくれ」なんて、口が裂けても言えないけれど、とても感謝しているし私は幸福な人間なんだ、と改めて実感もできた。ただ、家族にはこれからも迷惑かけると思う。その為には、私も精いっぱい頑張らなければ。

    そしてお家を出た時点でATPは既に始まってる(なぜならなぜなら、超田舎だから)。        
Londonから「中世の街」と呼ばれるRyeまで鉄道で一時間強。車窓から見える風景は一面田園とおびただしい数の羊。「羊が一匹、羊が二匹…。」じゃなく「羊が百匹、羊が二百匹…。」の世界で、最初は情緒豊かな風景に喜んでたんだけど、途中からありがたみもなくなり写真さえとらずじまいに終わってしまった。あとイギリスに着いた時からずっと感じている倦怠感。ジェットラグがかなりキツイ。去年DCに行った時はこんなの無かったのにな、とか思いながらずっと意識がフワフワしてた。今回同行する事になった人は、プロのデザイナーさんで、深夜まで仕事をこなしていた為、これまたぐっすり夢の中。live前に未だかつてない程、ゆるゆるの道程。しかも初めて降り立った土地で。日本とは違う、という事を意識しないといけない、は国外の旅の常だと思うが、イギリスは人も街の流れも少し日本に似ていて、治安面もかなり良かったと思う。

Ryeに到着し、会場まで続くバスに乗り込む。



RyeからCamberまでバスで二十分位。バスがあるのは一時間に一本で、Camberにはかろうじて小さなコンビニがあるものの、スーパーはRyeの駅前までいかないとない。三日間のキャンプなので、みんなそこで食材やら水やら買ってバスに乗り込むのだが、私達はバスのフリーチケットを持っていたので、先に部屋を見て、何が必要かをチェックしてから買い出しに行く事に。この時点で「ATPに行くのかな?」と思わしきバックパッカーが何人かいたけど、それにしても人少なっ!
同行者は以前、マインヘッドが会場のATPに参加したみたいなのだが、その時もそう思ったみたいだ。「フェス」という規模で考えると確かに厳しいのかな、と思うが、最近よく聞きがちな「インディペンデント」を、こうもはっきりありありと感じさせてくれるイベントもないだろう。まだたった数名だけど、ここにいるのは、自分と同じようにDEERHUNTERがめっちゃ好きで、世界各国からはるばる集った人達なのだと、いたく感動した。はっきし言って、ナード感満載(イギリスではギークか)。
でも、こういうの、嫌いじゃない!!




会場に着いた。日本から何度も調べたりして、楽しみにしてた場所だけど、なんじゃこりゃ?っていうモニュメントがいっぱいのロビー。そんなに古そうには見えないけど、どことない寂びれた空気がB級感をさらに煽る。「マインヘッドもねぇ、変な会場だったよ。ATPはそういうとこ選んでるのかな。予算もあるだろうしね。」と笑いをこらえて呟く同行者。チェックインまでしばらく待ってくれ、とここで待機を命じられ、身体がいっぺんに脱力。外はめちゃんこ寒いし、ここで座って待つことに。同行者は日時も何もかもが関係ない!が仕事のデザイナーさんであるため「ちょっと、仕事しようかな。」とインターネットを端末で開こうしたが「Wi-Fiがまったく繋がんない。」個室で使えないのはまだ解るけど、ロビーでも使えないんだ…。カウンターのお姉さんに尋ねると「ここ繋がんないの。ごめんなさいね。」という事だった。同行者は再度、眠りにつき、私もここは自分ちだ、と思うようにして、ボーっとリラックスして時間が過ぎるのを待ってた。

0 件のコメント:

コメントを投稿