2011年10月19日水曜日

ちょっとびっくりした話。NO AGE来日公演パフォーマーAaron(the downtown don)ときらびやかな周囲について 


JACK WALL というアーティストがいる。90年代後半、彼は故 ROBERT MAPPLE-THORPE の恋人で自身もアーティストだった為写真には詳しかった。その当時、NYに越してきたばかりの若きスケートボーダー RYAN MCGINLEY の写真の才能をいち早く見抜き、写真展をする事を勧めたのが、なにをかくそう彼である。ライアンはその初の写真展に向けて高品質なZINEを100部作り、それを店頭で販売するだけでなく自分の友達や好きな雑誌、尊敬するアーティストまでに送った。それが功を奏し、そのうちの一つでインディーズ・マガジン 『 INDEX 』 から電話がかかってきた事によって彼の写真家としてのキャリアが始まった。


今現在のライアンのキャリアは、彼の才能とそれを開花させた閃き、そして行動力、がもたらした物だと言う事は当然です。彼は常にクリエイティヴに生きていますし、その為には時間も労力も惜しみません。しかし、ジャックの「写真展をひらいたらいい。」の一言とバックアップがなければ、今には繋がっていなかったかもしれません。

そのジャック・ウォールの作品集  ADA 』

この作品集は元恋人のメイプルソープが1982年に撮った一枚の写真からすべて作られている。
同じ写真を、ただひたすら様々な形に解体して、配置を変え、再構築する。手法はコラージュと言っていいが、それぞれに鉛筆の下絵が残り、貼りつけにもテープとのりを組み替えて使用したり、更には貼り付ける際についた汚れ、指紋などもそのまま残されている。

別れた後に、元恋人の同じ作品を切り刻み、コラージュにして、作品にする事への生々しさ、冷やかさも少し感じられる。





私がこの作品集を所有していたのは、上記の前置きなど全く知らず、ただ単に書店で出逢い、気にいったからであった。活動の幅は、かなり違うが、それと同じフラットな感覚でライアンも私のフェイバリットなアーティストの1人である。その経由で、ライアンのインタビューの記事を読んでいたら、彼の口からジャックの名前が出たのである。


「mono.kultur #27 Ryan McGinley 」 

この 『ADA』 はライアンの介添えもあり2008年に発行されたのだと推測するが、この発行元を調べたら、 OHWOW というNYのギャラリーだった。このギャラリーは勿論ライアンも繋がっているし過去には、TERENCE KOH にもインタビューするなど、その経歴を見ただけでNYのアートカルチャーにおいて重要な存在である事がわかる。そのギャラリーの中心人物が Aaron BONDARROFF。そう NO AGE 来日公演の際、前座でマイクパフォームを披露した Aaron ( THE Downtown Don ) その人だったのです。

知らないで観てしまったのでビックリ。自分の所持品が総てリンクしていた事にも驚いているし。
そう考えるとつい最近も長いツアーの間にZINEを制作しMOMAで行われたアートブックフェアにも出展、音楽とともに地元のアートシーンも支え続ける NO AGE はやっぱすごい。

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