2011年4月9日土曜日

イヴ・サンローランのもう一つのクリエイティブ

「シュミック!プリュック!」 不思議で楽しい言葉をみなさんご存じですか?『Yves Saint Laurent』 というと、おそらく日本で聞いた事のない方はいないでしょう。ハイブランドにあまり興味がない私ではありますが、この『Yves Saint Laurent』には、思春期の頃より強い憧れを持ってる特別なブランドです。若くしてDiorの主任デザイナーになり「100人の1人の天才」といわれたイヴですが、輝かしい経歴と裏腹にとても苦悩に満ちた人生を生きた人です。奇しくも彼が狂気と挫折に満ちるほど、彼のコレクションはより一層美しさを増したようです。そんな彼のサイドワーク『La vilain Lulu(おてんばルル)』。仏では1967年に出版され、長い時を経て2002年にパリのコレットにて300部限定発売。この時の評判により2003年に見事復刊されたのです。そして日本でも2006に出版され、私の元にようやっと、やってこれたのでした(笑)。主人公のルルは、ちょっとぽっちゃりした身体、おしゃれがとっても大好きで黒のセーターに赤いスカートとハイソックス、そしてプチバトーのショーツが彼女の極めつけファッション。愛読書はポージングも参考にしてしまう ”PLAY GIRL” で、性格はうぬぼれ屋で意地悪!というなんと私の大好きなPUNK GIRL(笑)。冒頭の「シュミック!プリュック!」はそんな彼女の口癖なのです。繊細で気難しいと言われていた Yves Saint Laurent 。彼はこの著書の前置きに「ヒロインのキャラクターをもとに著者の精神分析を行う事など無意味」と記載しています。でも、やっぱりこのコミカルな世界にも<赤・白・黒>と繊細で美しいコントラストの表現があり「彼の一部」であると体現しているように思えるのは、私だけでしょうか?Yves Saint Laurent のパルファムに身を包まれまれながら、ぼんやりと考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿